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「50年で一番被害」西条の農園でカメムシに猛暑乗り越え「柿狩り」糖度は例年よりUP【愛媛】
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実りの秋を迎えています。愛媛県西条市の観光農園で楽しめるのは「柿狩り」。今年のカキはカメムシや夏の猛暑に苦しんだもの、熟れた実は糖度が高く品質に太鼓判を押しています。

「柿狩り」が楽しめるのは西条市丹原町の山内勉さんの「ヤマウチ農園」。甘柿の品種で優しい甘さの「新秋」、ナシのような食感が特徴の「太秋」が10日時点で旬を迎えています。今年実った「新秋」の味は…

田中日南子記者:
「食感がしっとりと濃厚で甘さが強くて、すごくおいしいです」

山内さんは農業歴約50年。特に今年は夏の苦難を乗り越えての収穫だったと話します。

山内勉さん:
「今年の出来は、暑さとカメムシにやられて(収穫量が)2割位少ないんですよ」

カメムシの被害は6月から8月にかけて多く発生。汁を吸われた実は変色してしまい、木から落ちてしまったといいます。さらに猛暑の厳しい日差しで実が日焼けして黒くなったほか割れたり落ちたりしました。

山内勉さん:
「50年農家したけど一番(被害が)多かったですね。味はね、今年天気が良かったけん。糖度があっておいしいんですよ」

苦難を乗り越えて収穫されたカキ。その実は晴天が続いたことで糖度が上がり17〜18度に。例年より2度ほど高くなり甘く仕上がっています。熟れたものは特に20度にもなるため、ジャムにして販売するということです。

ヤマウチ農園の「柿狩り」は、10日から2週間楽しめます。

 #愛媛県 #西条市 #カキ #柿 #猛暑 #カメムシ #農業 #環境 
10月10日 20:54
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