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動き出した2025年!政治や経済、交通など愛媛の“キーワード”は 各界のトップに聞く【愛媛】
動き出した2025年。愛媛の今年の世の中や経済の行方はどうなるのか。松山市で6日に開かれた恒例の年賀交歓会で、各界のトップに展望を聞きました。

鈴木瑠梨キャスター:
「2025年は巳年、愛媛にとって実のある一年となるのか政財界のトップに今年の抱負、聞いてきます」

まず愛媛のかじ取り担う中村知事。今年を「モアステップ」段階と位置付けました。

中村知事:
「(Q今年のキーワードは)任期の折り返し地点を迎えているので、ホップステップと行きたいんですけど、まだ『モアステップ』の段階。しっかりと最後ジャンプにつなげたい」

特に政府の有識者会議のメンバーにも選ばれた「地方創生」には「大事な視点は県、市、町が力をつけること」と指摘。「将来の発展に結びつく事業をどう作り出すかが勝負」と強調し、独自の政策が実現できる体制作りを強化する考えを示しました。

また地方経済の行方について、伊予銀行のトップは「変化への対応」がキーワードになると答えました。

伊予銀行・三好賢治頭取:
「(Q今年のキーワードは)色々世の中の情勢変わってきてます。アメリカの大統領も2週間後には交代します。その辺りの政策が日本経済にどういう影響を与えるか、各企業さん我々含め、どう対応していくのか大事かと思いますね」

愛媛の経済全体の今年は「業界によっては原材料価格の高騰や人件費の高騰が堪えている企業ある。しかし全体は非常にいい状況だと思います。賃上げ、物価上昇がきちっと循環するような年になって来るんじゃないか」と展望しました。

しかし相次ぐ商品の値上げは消費者にとって悩みの種。消費者に身近な大手スーパー「フジ」のトップは、今年のキーワードに「実行」を掲げました。

フジ・山口普社長:
「やはり『実行』ということではないでしょうかね。モノの値段が確実に上がって来る。なかなか店頭での価格転嫁は難しい状況。そういった意味では小売業そのものの系列化、合従連衡が随分と進む年になるんじゃなかなと思います」

また松山市では去年、道後温泉本館の保存修理工事が完了。年末年始も大にぎわいだったなか、地元の旅館協同組合は今年のキーワードを「これから」としています。


道後温泉旅館協同組合・奥村敏仁理事長:
「いわゆる環境ができただけ。これから伸ばしていかないといけないと思っております。そしてお客さんの層も変わってきているし、本格的なインバウンド対策も始める必要があります。『これからスタート』ということで考えております」

また道後のまちが一致団結し、関西万博目当てのインバウンド客を取り込みたいとしています。

また愛媛の交通業界も運転士不足が叫ばれるなか様々な取り組みを展開。全国に先駆けて自動運転バスの営業運行を始めた伊予鉄グループのトップは、「AIを活用」を今年のキーワードに示しました。

伊予鉄グループ・清水一郎社長:
「これからは、人間がいかにAIを生かして使いこなしていくかという時代になってくると思う。そういう地域間競争になってくるかと思います」

また松山市駅の再開発には、「まちづくりに対する期待というのは大きい」と受け止めていて、「全体のまちづくりが変わった、そういう一歩になる年にしたい」と抱負を示しました。

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1月6日 19:00
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