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愛媛で2024年の梅毒届け出141人 調査開始以来で過去最多と同水準 男性は性風俗利用6割【愛媛】
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愛媛県内の梅毒の感染は去年1年間に141人の届け出があり、1999年の調査開始以来、過去最多だったおととしとほぼ同じ水準になりました。県が24日に公表しました。今年も1月22日までに6人が判明しています。

梅毒は膣やアナルでの性交、口の接触などにより梅毒トレポネーマという細菌に感染しておこる病気です。

愛媛県によりますと、県内の梅毒の届け出は1999年の調査開始以来から2015年まで、1年間に0〜8人だったもの2016年以降に急増。去年は1年間で141人の届け出があり、過去最高だったおととしの142人とほぼ並ぶ水準になりました。内訳は男性100人、女性42人です。今年も1月22日までに男性5人、女性1人のあわせて6人が判明しています。

保健所別で最も多いのは松山市の77人、次いで西条が25人になっています。

年齢別では男性で40代が29.0%、20代が27.0%、50代が24.0%で、20代〜50代で93.0%を占めています。女性は20代が43.9%と半数近くになり、20代〜30代で75.6%を占めています。

感染の経路は大部分が異性間の性的接触が占めたものの、男性同士での性的接触の例もわずかに見られます。このほか口による感染も毎年10人前確認されています。

また直近の6カ月について、性風俗産業を利用した男性は58.5%。働くなどした女性は13.2%でした。今年は男性の全てが利用していたとしています。

梅毒は感染すると約3週間後に陰部や唇、肛門などにしこりやただれが現れることがあるほか、約4〜10週間経って全身の皮膚や粘膜に発疹ができるなどします。このあとに症状が軽くなるもののこの時期に適切な治療が受けられなかった場合は数年後に複数の臓器の障害につながることがあり、死に至ることもあるとしています。治療はペニシリンを投与するなどします。

保健所では電話相談や無料の匿名検査を受け付けていて、愛媛県は不安がある人は検査を受けるよう呼びかけています。

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1月24日 19:54
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