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ごはん山盛名物の松山の食堂 農家と直接契約「企業努力」で価格据え置き「パクパク…良かった」【愛媛】
コメの値上がりが続くなか、国は14日に備蓄米21万トンの放出を決定しました。愛媛県松山市でごはんの大盛りを名物にする飲食店は、「企業努力」でメニューの価格を据え置いています。

湯気が立ちのぼホッかほかの炊き立てご飯。茶わんには山盛りを越えてまさに“メガ盛り”が継がれます。

菊池沙優理店長:
「結構盛ります。重たいです。これが1番大きい桜吹雪盛りです」

松山市平和通りのさくら食堂。ボリュームたっぷりのおかず、あふれんばかりの山盛りご飯が店の名物です。コメの価格高騰の影響は…

菊池沙優理店長:
「昨年の夏位から急激にお米の価格が上がって『どうしよう』ってことはあった。色んな農家と交渉し、なるべく仕入れの価格をおさえて、お店の価格に影響出ないように企業努力させて頂いてます」

ごはんのサイズは4段階。1日に炊くコメの量は90合ほどになるといいます。店では、比較的安く仕入れられる農家と直接契約することで仕入れの費用を抑え、メニューの価格も据え置いています。

40代:
「これは満開盛り(550g)ですね。うれしいです。ありがたいですね」

大学生:
「安くておいしいものがいっぱい食べられるのが魅力だと思います。この安い価格のままずっといて欲しい」

コメに限らず物価高が続くなか、この店は無料の卵食べ放題、学生限定で皿洗いをする代わりに食事代が無料になるサービスも続けています。

菊池沙優理店長:
「やっぱり学生さんとか、サラリーマンさんの方がとても多い。口運んでパクパク食べられている姿を見ると『ああ、よかったな』って。価格を抑えたまま提供してよかったなって本当に思います」

国は14日に備蓄米の放出を決定。愛媛の住民の捉え方は…。

宇和島市の30代夫婦:
「分かんないですけど、安定して欲しい」

松山市の70代:
「高く売りたい人が買占めしてるから、そこまで安くならないんじゃないかって予想もありますよね。そんなことして欲しくないですよね」

江藤農水相は備蓄米を3月半ばに引き渡しを始めたあと、1週間程度で卸業者に売り渡され、数日から1週間程度でスーパーの店頭に並ぶ見通しを示しました。卸業者からは「市場に出てくれば価格が下がる」との声の一方、「高値で仕入れた在庫があるのですぐに元には戻らない」との声も上がっています。

私たちの生活に欠かせないコメ。価格の動向が注目されます。

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2月14日 19:09
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